こんにちは。シリコンバレー不動産です。

賃貸物件を借りる時に支払う敷金は、万が一の事態に備えて大家さんに預けておく保証金のようなものです。シリコンバレーやサンノゼ付近では、敷金が1ヶ月から場合によっては2ヶ月要求される場合がございます。（＊サンノゼ周辺では敷金ルールの変更が2024年7月から執行されます。詳細はこちらのブログから。）

入居時のチェック

入居時にチェックリストで念入りに確認をしておきましょう。ダメージがあればチェックリストにその旨を記載しておき、写真を撮り、大家にEメールで証拠が残るように送っておきましょう。チェックリストは、大家とテナントの双方でサインをしておきます。

弊社の場合、入居時には弊社スタッフが立ち会いをして、チェックリストを一緒に記入していきます。

設備の故障を報告

設備や備え付けの電気製品が壊れたときなどは、すぐに大家に報告をしましょう。サンノゼ周辺の賃貸物件は2ベッドルーム以上あるとお手洗いやお風呂が2つ以上ある場合が多いです。いつも一つのみ使用していて、もう一つが壊れている事に気がついていない場合もあります。気をつけてください。「電球が切れた」など、自分で簡単に新しいものをつければよい時以外の問題は、大家に報告をしましょう。故障ではあれませんが、カビが壁などにでてきた場合もそのままにしておかず、すぐに報告をしてください。どこかで水が漏れている可能性もあります。

庭の手入れ

一軒家になると庭がついている場合があります。この場合、契約によって、庭師の費用を大家が支払うか、またはテナントが支払う事になっています。ただ、いくら庭師を雇っていても、庭を含めて家の責任者はテナントになります。家を借り始めた時に芝生が緑だったのに、退去時には全部茶色くなって枯れていた、または雑草に覆われてしまっていると敷金より修繕費を引かれてしまします。芝生や庭の植物に問題がある場合、直接大家または庭師へ伝えて処置をするようにしてください。早めの処置が大切です。実はこの芝生や植物の修繕はかなり金額がかかりますので、庭の手入れは十分に気をつけてください。

シャワーヘッドの付け替え

アメリカのシャワーの殆どが固定式で、日本のようにホースがついて手で持てるシャワーではありません。固定式のシャワーですと、湯船の掃除も困難です。。。。アパートでも一軒家でも自分でホース式の手で持てるシャワーを購入し、それに交換しても問題はありません。ホースつきのものは、Aamazon、Home Depo、Lows、ターゲット、ウォールマートなど、どこでも買えます。ただ、元あった固定式のシャワーヘッドは、きちんと保管をして、退去の際に、元のものに戻しておくことを忘れずにしてください。原状回復をして部屋を返す義務があることを忘れずに。

退去通知

アパートでも一軒家でも、契約書にはほとんど「30日前までに大家に退去の旨を報告するように」との記載があります。後で証拠が残るように、Eメールで通知をし、もしすぐに返事がなければ電話を入れてメールが届いているか確認をしましょう。アパートの場合は、賃料を払ったり、設備の故障を連絡するオンライポータルサイト上に退去通知の箇所がある場合もありますので、そちらから退去通知を連絡してください。

退去時のクリーニング

一軒家の場合、自分でプロフェッショナルクリーニングを頼むことをオススメします。自分でクリーニング費を検討しながらベンダーを選ぶことができます。自分の荷物を全部出した後、クリーニングをしてもらうようにスケジュールを組んでください。絨毯がある物件では、カーペットクリーニングもお願いしましょう。鍵を返却する際にプロフェッショナルクリーニングのレシートを大家へ渡すことで、その証拠になります。こうすることで、敷金から余分なまたは高額なクリーニング費が引かれることを防ぎましょう。

敷金の返却

敷金は通常小切手で返却されます。退去の際に、小切手をどこに送付すれば良いか大家から聞かれます。日本へは送ってくれませんので、アメリカにいる信頼できる友人、同僚、人事の方に確認をしておき、そちらへ送ってもらいましょう。小切手が送られたら、帰任した方のアメリカ銀行口座へ入金をしてもらいましょう。または、その方へ日本の帰任者の住所へ送ってもらい、ご自身で銀行のアプリを利用してモバイルデポジットをすると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか？普段から以上の事を気をつけていれば、敷金の返却はそんなに心配することはありません。退去の際に、なにか問題がある場合は、お家を紹介してくれた不動産屋さんへ連絡をしてサポートをお願いしましょう。