アーティチョークの食べ方

こんにちは。

シリコンバレー不動産です。

今回はアーティチョークという野菜についてです。食されたことがありますか?

アーティチョークは日本では食材としてあまり普及しておらず、一部のレストランで提供されている食材といった印象が強い野菜です。和名では朝鮮アザミ。アザミと言う名がついているだけあって、アーティチョークも棘があったり、とがっていたりしてうかつに触ると痛かったりします。

アーティチョークは大きな蕾ごと店頭で売られているものの、そこから食用となる部分はごくわずかになります。初めて食べる方は、物足りなさを感じるかもしれません。しかし、一度食べたことがある方なら、その美味しさのために病みつきになるかも?味はユリ根のようなお芋のようなデンプン質の甘みをもちます。

アーティチョークの旬の時期は初夏、5~7月頃です。この頃に開花直前まで生長したつぼみを食用とします。現在の産地は、地中海沿岸、フランス南部、アメリカのカリフォルニア州などで、カリフォルニア州中部のCastrovilleは「アーティチョークの町」と呼ばれ、世界一(全米の99.6%)の栽培面積を持ちます。

それでは アーティチョークの食べ方です。食用になるのは若い花のつぼみの部分で、一般に大きさは野球のボールより大きかったり小さかったりくらいでしょうか。花と言っても食べるにちょうどいいときにはまだ固く、色も緑色をしています。造形がとても美しいですよね。外側と中心部分でまったく異なる食感をしているのも食べて楽しいものです。アーティチョークはピザのトッピングによく使われますが、これはたいてい瓶詰め(オイルか酢に漬けてあるもの)ですよね。しかし生のアーティチョークを料理したのはそんな保存用に加工したものとはまったく違うおいしさ!です。

下準備は1、お湯でゆでる2、蒸す 3、オーブンで焼くの3つの方法があります。おそらく一番簡単で応用も広いのはゆでる方法だと思います。

1)まずアーティチョークの茎を切り落とします。普通の包丁でいけると思います。

2)次に花の先っちょを1,2センチほど切り落とします。

3) 大きな鍋にアーティチョークを入れ、水を入れます。ここにお塩やオリーブオイルを少し垂らす人もいます。

4)鍋を強火にかけます。沸騰してきたら火を弱め、フタをして軽くことことするくらいの火加減で30-45分ほどゆでます。ゆで時間はアーティチョークの大きさと、どのくらいの柔らかさにしたいかの好みで加減します。

5)ゆで終わったら火を止め、そのまま触れるくらいになるまでお湯の中で冷まします。

はい、では食べましょう。その食べ方なんですが、一番シンプルな食べ方は、こうして丸ごとゆでるか蒸すかしたものにソース(マヨネーズや溶かしバターが定番))をつけていただく方法です。外側の固い切片を一枚ずつはがし、根元をちょっとソースにつけて、歯でしごいて内側の柔らかいところだけを食べます。外側を食べ尽くしたらいよいよアーティチョークの本領、内側の柔らかいところに行き着きます。ここのところが瓶詰めなどに広く使われている部分です。ここがおいしいんですよ。

さらにその下には、フカフカの部分(choke)があります。タンポポの綿毛の若いのを思わせますね。ここは食べられません。しかしその下のガクのところ、heartと言われる部分ががもっとも柔らかくおいしいのです!

アーティチョークはサラダによし、スープによし、焼いてよし、パスタの具によし、キッシュやグラタンなどの焼き物にもよし、肉や魚の付けあわせにもソースにもよし・・・と、本当はとても汎用性が高い食材です。勿論そのままゆでで食べるのもおいしく、私はいつも茹ででそのまま食べています。本当においしい野菜なので、凍シリコンバレーのどこのスーパーでも簡単に手に入るので、ぜひお試しください。

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