シリコンバレーの生活費はますます高騰!サンタクララ郡の現実とは?

生活費の高いシリコンバレー

こんにちは。シリコンバレー不動産です。

シリコンバレーといえば、テクノロジーの中心地であり、多くの駐在員やエンジニアが働くエリア。しかし、近年の生活費の高騰は驚くべきレベルに達しています。サンタクララ郡の家賃や生活費がどれほど上がっているのか、最新のデータをもとにご紹介します。

10年間で家賃90%上昇!給料の上昇が追いつかない現実

シリコンバレーの中心地、サンタクララ郡では、過去10年間で 世帯の中央値収入は約75%増加 しました。しかし、それを上回るスピードで家賃が上昇し、 2ベッドルームのアパートの賃料は約90%上昇 しました。

現在、 2ベッドルームのアパートを借りるためには年収125,280ドル(約1,875万円)が必要 とされています。ところが、サンタクララ郡の 32.1%の世帯は年収10万ドル未満 であり、多くの家庭が適正な価格の住宅を確保するのに苦労しています。

さらに、最低賃金で働く場合、 フルタイム4つ分の仕事を掛け持ちしないと、家賃を支払えない 計算になります。これは日本からの駐在員にとっても他人事ではありません。会社の住宅手当・その他の手当がなければ、シリコンバレーでの生活は極めて厳しくなる可能性があります。

シリコンバレーは「アメリカで最も裕福」でも「最も格差が拡大するエリア」

サンノゼ州立大学の調査によると、 シリコンバレーの上位9世帯の総資産は、下位50%の世帯の12倍 にも及ぶことが判明しています。つまり、一部の超富裕層とそれ以外の人々の間に、大きな経済格差が生まれています。

また、サンタクララ郡の 「低所得層」 は年収146,100ドル(約2,190万円)未満と定義されています。一般的に、日本では年収2,000万円以上あれば「超高収入」と見なされますが、シリコンバレーではそれでも 「低所得層」 という厳しい現実があります。

シリコンバレー生活費
Photo by Carles Rabada

まとめ

シリコンバレーは世界でもトップレベルのテックエリアである一方、 生活費の高さは異常なレベルに達しており、駐在員にとっても大きな課題 です。住宅手当やエリア選びを慎重に行い、十分な準備をして赴任することが重要です。

さらに、 円安の影響で日本円換算の生活費がさらに高騰しているため、経済的な負担はますます増しています。これから赴任される方は、ぜひ早めに情報収集をして、無理のない生活設計を考えてみてください!

円安の中、生活費の高いシリコンバレーへ赴任で心配事ございませんか?