オフィスデザイン最新トレンド①

こんにちは。シリコンバレー不動産です。

本日は、2025年のオフィスデザインのトレンドについて、5つご紹介します。

最新のオフィスデザインのトレンドは、企業が従業員を自宅では再現できない生産的で協力的な環境に引き寄せたいという願いを反映しています。企業が出社の利点を強調する一方で、一部の従業員は在宅勤務のライフスタイルを手放すことに躊躇しています。

2025年のオフィスデザインのトレンドは、自宅よりも優れた機能性を持つスペースを創出することに重点を置いており、これにより企業がオフィス勤務やハイブリッド勤務に最適な人材を引き付け、維持することを可能にします。

以下は、Lawrence Groupのワークプレイスマーケットリーダーであるシャロン・ヘンダーソンによる、2025年以降のオフィスデザインにおける11のトレンドから、前半5つをご紹介します。

1.フリーデスクが専用スペースに取って代わる

フリーデスクは新しい概念ではありませんが、パンデミック以降、その人気が急上昇しました。この数年間、多くの従業員がオフィスと自宅の間で勤務時間を分けて過ごしてきました。その結果、従来のオフィスでは、専用の机が日常的に未使用のまま放置される状況が生まれました。フリーデスクでは、従業員が同僚とデスクを共有したり、オフィスにいる間は空いている作業スペースを自由に利用したりします。

このトレンドの特徴は、従業員の数よりも少ない作業スペースを設けることです。これは、すべての従業員が同時にオフィスにいることがない企業で可能となっています。フリーデスクは、従業員に働く場所や方法の柔軟性をより多く提供すると同時に、企業がオフィススペースを縮小しても誰も排除することなく運用できる利点があります。

2.ペーパーレスオフィスで収納スペースが縮小

ペーパーレスオフィスは、企業が不動産の面積を縮小するのに役立ちます。クラウドベースのデジタルストレージは、ファイルキャビネットに代わる新しい、かさばらない選択肢を提供しました。この紙への依存の減少は、オフィス用品やそれを保管するスペースの必要性を減らすことを意味します。

かつてコピー用紙やトナーの棚に占用されていた収納室は、より有効活用できるスペースに生まれ変わります。コピー室やファイル室は、作業スペースや小グループ用の部屋、あるいは一息つける静かなスペースに改装することができます。

3. オフィスがタスクベースのゾーンに分かれる

タスク指向のオフィスデザインは、さまざまな活動に対応する柔軟なスペースを特徴としています。このデザインは、オープンなレイアウトの多用途性と、個室が持つ集中力を高める特性を融合させたものです。たとえば、タスクベースのオフィスには、集中できるゾーン、コラボレーションゾーン、休憩スペース、会議エリアなどが設けられます。従業員は、遂行するタスクに最も適した環境で作業することで、生産性を最大化できます。

4. 適正サイズのスペースが広いオフィスに代わる

企業は環境の持続可能性とコスト効率の両方を重視しています。これらの目標は、スペースを効率的に活用することで達成されます。ワークステーション、コラボレーションスペース、会議室、個室などは、組織文化に適したサイズに調整されています。

「適正サイズ化」では、各グループや個人のタスクを評価し、特定の時間にどれだけの人がそのスペースを使用するか、また各タスクに必要な物理的な特徴を理解します。そして、その知識を活用して最適なサイズのスペースをデザインします。

場合によっては、モジュール式のアプローチが求められます。移動可能な壁や音響パネルを使用すれば、オープンスペースをすばやくコラボレーション、集中、または交流のための独立した部屋に分けられます。オフィスは、チームダイナミクスやニーズの変化に応じて効率的にスペースを適応させることができます。

5. ハイブリッドルームがハイブリッドワーカーに対応

2023年には、従業員の約3分の2が週に少なくとも1日はオフィス外で働いていると報告されました。ハイブリッドな勤務スケジュールが主流となる中、企業も適応する必要があります。

「Zoomルーム」は、従業員が自宅のオフィスよりもプロフェッショナルな環境で、クライアントや同僚とバーチャルミーティングを行えるスペースです。高品質の照明や統合技術を備えた小さなオフィスは、バーチャルミーティングの映像品質を向上させます。また、家具の配置を戦略的に設計することでスペースを効率的に活用し、理想的な技術機器の配置場所を確保します。ブランド化された壁面は、プロフェッショナルで企業のアイデンティティを示す印象を与えます。一方、スライド式のガラスドアは、背景音を抑えつつ、狭いオフィス空間による圧迫感を軽減します。

ハイブリッドワーカーがオフィスでの作業をスムーズかつ快適に行えるようにすることで、出社が生産的で楽しい体験になります。

まとめ

シリコンバレーでも、オフィスは全体的に縮小傾向にあります。

トレンドを参考に、企業文化や働き手の多様なニーズに合わせた空間づくりが、成功の鍵となるでしょう。

・以下参考記事『Facility Executive』11 Office Design Trends For 2025

https://facilityexecutive.com/11-office-design-trends-for-2025/

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